インタビュー


Q.あなたは両親を亡くされた後、マグルの伯母夫婦に引き取られました。
ホグワーツ入学時まで虐待に近い生活を送られていたと聞いていますが、
現在無知なマグルに対してどのように思われていますか。

HP.僕の伯母夫婦の養育方針は正直な話、子どもの頃には非常に理不
尽な思いを抱いていたことは事実です。僕が魔法使いでなかったら、また
伯母夫婦や僕に気づかれないように見守ってくれていた魔法界の思いや
りがなかったらそれは耐えられなかったかもしれませんでした。しかし、
今は伯父や伯母の抱いていた恐怖心がわかるような気がするんです。
僕の両親を殺害した“邪悪な魔法使い”に対抗する術が彼らにはなかっ
たのですから。母方の祖父母もその犠牲になった可能性がとても高いの
ですから伯母にすれば僕は疫病神以外の何者でもなかったはずです。
また、僕の両親の遺産のことは彼らには知らされていなかったので、家に
置いてくれただけでも有り難いことです。おかげで僕は母の守護を成人
するまで受けることができましたから。
といっても、誰かが僕のような育てられ方をしていたら助けますよ。
あぁ、質問についてですが、無知なマグルに限らず、恐怖心に囚われて
いる人というのは判断を誤りがちです。真実から目を背けるか、過剰に
反応してしまうかです。マグルや魔法族で分けて考えられない問題だ
と思います。

Q.母方のマグルの親戚とは交流があるのですか

HP.従兄とはクリスマスにカードをお互いに贈り合う仲です。彼がふくろう
は苦手だというのでマグルの郵送手段でね。

Q.マグルの世界であなたが生活しているらしいという噂がありますが。

HP.その質問にはイエスともノーともお答えできません。でもマグルの
世界の方が人目に付かないので気楽ですけどね。マグルの科学技術の
発達は魔法を使わなくても快適な生活がおくれるほど高水準なものです。

Q.マグルの方が我々より優れている面があるとお考えなのですか。

HP.
そういう面もあるのではないかな。家電製品や、大人数の移送手段
や大量物流とか。特別な才能がなくてもその恩恵にあずかることができ
ますし。ジャンボジェット機なんて一回のフライトで数百人もの人が空を
座ったままで旅できるんですよ。時間はかかりますが、食事をしたり、
睡眠をとることもできます。総人口の違いもあるのでしょうけど、魔法族
にはない発想だと思いますね。

Qマグルの友人はおられますか?

HP.マグル出身の友人は大勢いますよ。ハーマイオニー・グレンジャー
とは親友です。

Q.普段の生活はどうですか。マグル風ですか。

HP.マグル風か魔法族風かという拘りはないのですが、幼少時はマグル
として生活していたのでその文化に知識と親しみがありますし、またホグ
ワーツのことを初めて自分の居場所だと感じられたということもあってやは
り強い愛着があります。
何だろうな、グリフィンドール風なのかな。敢えていえば。居心地の良さが
何より大事なんです。他の寮出身の人の意見もきいてみたいですね。

(2012.1.4)

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